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| 牛車。もちろん黒々とした牛が引いている |
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| 行列も後ろになると、華やかな女性が登場する |
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| 行列は静かに進む |
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祭の列は総勢500人を超え、それに牛車や馬が加わる。全員が通過するのに30分程度かかっただろうか。
平安時代には「祭といえば葵祭」と呼ばれるほどの隆盛を極めた。今見ても、とてもファッショナブルで、艶やかな衣装を競い合った様子がうかがえる。
とはいえ行進自体はとても静かに進む。時折馬がいなないたり、牛がむずがったりして観客を沸かせる他は、ざくざくと砂利を踏む音だけが響く。
行列の最後には申し訳程度に、雅な音楽をスピーカーから流す車が着いてくるが、これは蛇足というものだろう。
カメラのレンズを向けてしまうのが女性ばかりになってしまうのは、僕が男だからという理由だけではないだろう。それを差し引いたとしても、やはり女性の列の美しさは男の比ではない。男の人には申し訳ないけど。
祭というのは非日常的な舞台であるのだけど、男性の列を見ていると、日常の延長線上に着慣れない着物を着て歩いているということがあからさまに見えてしまう。中には眼鏡をかけている人がいて、どう見たって公務員じゃないの?と思ってしまう。
女性の場合は厚く塗られた白粉のせいもあってか、自然に祭に溶け込んでいる。馬に乗っている女性などは特にそうだ。平安時代の女官達を演じる役者になりきっている。
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