桜の都backindexnext観修寺
−静かでちょっと危険(?)な庭園−

観音堂 →クリックすると大きな写真に
観音堂を取り囲む桜 (00.4.13)

何が危険なんだ?
挑戦的な看板 (00.4.13)

もしかしてこの亀が
仲むつまじい亀 (00.4.13)

ひょっとすると、こいつが
何の変哲もない橋 (00.4.13)

 観修寺は醍醐寺の近くにありながら、醍醐寺の華やかさと対照的に静かな名所である。氷室の池を中心にした庭園には、観音堂を取り囲むように咲いた桜と、水戸光圀公が寄進したという灯篭がある。

 そんな庭園をぐるりと回ろうと歩いてみると、なんとも不思議な看板に行き当たった。
 「この先行かれるのはご自由ですが、大いに危険」
 行くことを禁止しているというわけでもなく、かといって何が危険なのかを知らせてくれているわけでもない。目的がよく分からないだけに、大いに好奇心を刺激してくれる看板なのである。訪れた人はたいていここで引き返してくるようで、先に行こうという人はいない。
 もちろん僕は先に行ってみることにした。

 「ご自由です」と言われているんだからと大手を振って歩いてみるものの、一体どんな危険が待ち構えているのか、やはり不安である。
 「もしかしたら、おとなしそうなあの池の亀が突然火を噴いて飛んでくるのか?」とか
 「何の変哲もない橋が、僕が乗った途端に崩れ落ちるのか?」とか、とりとめもない想像を膨らましながら歩く。
 とても静かで、そして暗い。木々が頭上を覆っているからだ。風が葉を揺らす音だけが耳に届く。
 不意に「バシャ」という音がして、ドキッとさせられる。しかしなんのことはない、ただ池の大きな鯉が水面から顔を覗かせているだけだった。
 結局、すこしぬかるんだ場所や、苔で足が滑りそうになった場所があったにせよ、「大いに危険」と大袈裟に宣伝するほどのものは何一つなかった。

 どうしてあんな挑戦的な看板を掲げる必要があるのか、謎は謎のままだった。あるいは、「危険です」という看板で、人を遠ざける必要があるほどの重大な秘密が眠っているんだろうか?例えば隠し財宝だとか。
 謎の真相は、亀だけが知っているのかもしれない。

観修寺(かじゅうじ) 地図
オススメ度
交通 地下鉄東西線小野駅下車、徒歩6分
拝観料 9:00〜16:00(300円)
電話 075-571-0048



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