アンドラプラデシュ州中部には大規模な精米所があった。南京袋に入れられた米が何百個も積み上げられている光景は圧巻だった。
精米所では集められた米をボイラーで乾燥させ、精米機にかける。できあがった白米と、その過程でできたくず米をわけて出荷する。ボイラーはかなり年季の入ったもので、この工場も古そうだった。
従業員は150人ほどいて、ここで精米した米の一部は港からバングラデシュなどに輸出されているそうだ。インドは米輸出国なのである。確かにこのあたりは豊かな穀倉地だ。土地はどこまでも平らで、水にも恵まれている。