カンボジアの男たちはあまり働かない。日本のサラリーマン的視点から見れば「全然」働かないと言ってもいいかもしれない。
特に農作業の少ない乾季には、男たちは昼間から酒を飲み、歌をうたいながらのんびりと過ごしていた。
僕がそばを通りかかると、男たちから「兄ちゃんも一杯やっていけや」と答えをかけられた。
どうせ生ぬるいビールだと思って口をつけると、意外や意外、これが冷えていた。カンボジアの田舎で冷えたビールにありつけるなんて奇跡に近いことだった。
Cambodia ( 2007/02)